福岡市中央卸売市場鮮魚市場=通称・長浜鮮魚市場に、9日、新スポットが誕生しました。

市場直結の強みを生かした施設で、旬の地魚などの食べ比べができるフードホールを備えています。

約300種の魚介が集まる鮮魚市場 取扱高は年々減少

福岡はもとより九州・西日本各地から新鮮な魚介類が集まる福岡市中央区の長浜鮮魚市場です。

年間、約300種類の魚介類を取り扱っていますが、取扱量は年々減少。

1996年の23万トンをピークに去年は6万トンまで落ち込みました。

日本人の魚離れが進む中、魚の消費拡大につなげようと、長浜鮮魚市場では市場関係者らが中心となって市場活性化に向けた改修工事が進められています。

魚の消費拡大へ 新スポット「うおざ」誕生

その第一弾として長浜鮮魚市場の東エリアに9日オープンしたのは、魚食普及推進施設「うおざ」です。

開業日には多くの人が訪れ、長い行列ができていました。

魚食普及推進施設「うおざ」・白木隆一社長「日本人の魚離れが進んでいると言われておりますが、この施設は魚の魅力を再発見するために、「食べる」「知る」「お買いもの」この3つの柱をコンセプトとしております」

「うおざ」は市場直結の強みを生かした常設施設で、長浜鮮魚市場が取り扱う新鮮な魚を紹介するコーナーや、120席を備えるフードホールなどが整備されています。

刺身に焼き魚、揚げ物 オリジナルの海鮮丼も

江越楓リポーター「ネギトロ1つと刺身の盛り合わせを1つお願いします」「フードホールでは、好きな魚を自分で選んで楽しむことができます。ごはんの上に刺身をのせて、自分で海鮮丼を作ることもできます」「トロトロでとってもおいしいです」

刺身は単品で250円~550円。刺身以外にも、焼き魚や揚げ物などもあり、旬の魚を食べ比べすることができます。

来場者した子供「おいしい!」

来場した女性「私は白身が好きなので、好きなものが選べてとてもいいと思います」

来場した男性「刺身を食べたいと思って来たけど、焼き物とか揚げ物とかもあって悩むなと思いながら、盛り合わせを食べました。めちゃめちゃおいしいです」

Qリピートありですか?

「もちろん」

そのほかにも施設内には、刺身のつくり方が学べる「刺身道場」や、水産加工品や調理器具を販売するコーナーもあり、11月下旬には個室や大広間を備え、旬の高級魚などを使った会席料理が楽しめるレストランもオープンする予定です。

福岡市長「『屋台』と『魚』2枚看板で…」

福岡市・高島宗一郎市長「長浜といいますと天神からも非常に近いですし、また最近では長浜の屋台も復活しましたので、『屋台』と『魚』、福岡を代表する2枚看板で、この長浜のエリア全体がたくさんのみなさんに注目をいただいて、おいしいお魚を知っていただきたいと思います」

魚食普及推進施設「うおざ」には開業した9日(土)に約1400人、10日(日)に約1500人の客が来場。

平日の11日(月)も、1000人を超える客が訪れたということです。

「うおざ」は毎週水曜日と年末年始を除き午前11時から午後9時半まで営業しています。

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