デコポンの初売りが12月2日に行われるのを前に、熊本県天草市で収穫祭が行われました。今年も玉太りが良く、糖度や酸味も良いデコポンが育っています。

きょう(12日)、天草市五和町で開かれた収穫祭には、JAの関係者や生産者などが出席。収穫の安全を祈願する神事の後、関係者たちが直径9センチ前後のデコポンにはさみを入れました。

JA本渡五和の管内では、14戸の生産者がビニールハウスで温度をこまめに調整して育てる「加温デコポン」を栽培しています。

近年はビニールハウスで温度調節に使う重油の価格が高騰していることに加え、今年は高温が続いたことから、水やりなどの対応に追われましたが、玉太りが良く、糖度も酸味も程よいデコポンに仕上がっています。

デコポンは寒暖差が大きくなると色付いてきますが、今年は気温が高い日が続いているため、生産者は11月20日ごろ始まる収穫までに寒暖差が多い日が続き、色付きも良くなることを期待していました。

JA本渡五和から出荷されるデコポンは、主に贈答用として関東や関西を中心に出荷され、1月上旬までに約75トンの出荷を見込んでいます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。