青森県内では、初霜の知らせが届くなど季節が移ろう中、「奥入瀬渓流」では、今シーズン最後の紅葉を見ようと、多くの人で賑わいを見せました。

見頃の終盤を迎えている奥入瀬渓流の紅葉。木漏れ日が差し込み、赤や黄色に色づいた葉が柔かな表情を見せます。

「石ケ戸休憩所」から「阿修羅の流れ」の間では、「モミジ」や「カエデ」が秋色に染まっています。

紅葉は散ってもなお美しく、天気に恵まれた10日は、足元に広がる“落ち葉の絨毯”を、観光客などが踏みしめながら散策していました。

この絶景をカメラではなく、筆で記録しているのが斎藤孝治さんです。斎藤さんは、半世紀に渡って奥入瀬の四季を描きつづけてきました。

斎藤孝治さん(80)
Q.奥入瀬渓流の魅力は?

「四季がはっきりしていること。目線で見れるから(描くのに)楽で、場所に行って、すぐ描ける」

奥入瀬の紅葉も、今シーズンの見納めの時期が近づき、「石ケ戸休憩所」の北側に位置する「三乱の流れ」では、訪れた人たちが紅葉と渓流の共演を写真に納めていました。

千葉県から訪れた人は
「ぎりぎり紅葉が間に合ってよかったなという感じ」
Q.ご覧になってどうですか?
「すばらしい。また来たいです」

「こうやって自然に染まることないので、心が洗われるような気分になれて、すごく来てよかったなと思います」

県内から訪れた人は
「毎年来ているんですけど、毎回きれいで感動しています」

紅葉で賑わいを見せた青森県の秋は足早に過ぎ、奥入瀬渓流は紅葉から雪景色に姿変えていきます。

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