秋と言えば「読書の秋」。皆さんは最近、読書をしていますか。
タイムパフォーマンス「タイパ」が叫ばれる中、じわじわと人気を集める新しい形の読書があります。その名も「オーディオブック」。皆さんはご存じですか?
松原佑基アナウンサー
「みなさんは最近、読書をしていますか?街の皆さんの読書習慣について伺います」
高校生
「本は好きです。電車で通学してるので、電車のなかで1時間半くらい。高校に入ってからはあまり読まなくなったんですけど、中学校の時は結構読んでて、今はなんか時間なくて…」
街の人は
「最近、目が老眼になっちゃって、それからは読まなかったですね、5年くらい前まではだいたい年100冊くらい読んでたんですけど…もう最近は全然読まなくなっちゃいました」
状況は様々ですが、街の人からは、「忙しい」「時間がない」という声が多く聞かれました。
文化庁が、全国の16歳以上を対象に行った「国語に関する世論調査」によると、漫画や雑誌を除く本について、62.6%もの人が1か月で「1冊も読まない」と答えました。
なぜ読書量が減っているのか、理由を尋ねたところ、視力の問題や勉強・仕事に時間を取られるなどがありましたが、さらに多かったのが「スマートフォンなど情報機器に時間を取られるから」というものでした。
こうした影響は、実は図書館の利用にも変化を与えているようです。
鳥取市立中央図書館 長本次郎 館長
「小学校まではかなり読まれているのは確かだと思いますけれども、やっぱりちょっと中学生以上になると、習い事とかね部活とかでなかなかやっぱり読書の時間が減ると思うんです」
一方で、人気が高まっているものもあるといいます。それが…
鳥取市立中央図書館 長本 次郎 館長
「オーディオブックというのも整備させていただきました」
鳥取市立中央図書館では、2022年から読書バリアフリー計画を策定。誰もがアクセスしやすい書籍を増やす取り組みのなかで、ナレーターや声優が本を音読してくれるコンテンツ、オーディオブックを導入しました。
現在7000冊を超える蔵書があるといいます。
いわゆる「朗読本」は、カセットやCDなどの媒体で以前からありましたが、スマホで聴くかたちで再注目されているといいます。
鳥取市立中央図書館 長本次郎 館長
「オーディオブックの中にはビジネス書というのも多い部分になっていますので、中には東京に出張した際に、空き時間にこの電子書籍(オーディオブック)を利用させてもらったという話も聞いております」
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