ロシア軍が北朝鮮の兵士を含めて5万人規模の兵力を集め、ウクライナ軍に対する大規模な攻撃を数日以内に始める可能性があるとアメリカメディアが報じました。

ニューヨーク・タイムズは10日、ウクライナが越境攻撃を続けているロシア西部クルスク州で、“ロシア軍が北朝鮮の兵士を含めた5万人規模の兵力を集めている”と報じました。アメリカとウクライナ当局者の話として伝えたもので、“ウクライナ軍に対する大規模な反転攻勢が数日以内に始まる可能性がある”としています。“北朝鮮兵の一部は、ウクライナ軍との直接的な戦闘に参加する見通しだ”と分析されているということです。

こうした中、ロシア国防省は10日、“首都モスクワを狙ったウクライナ軍によるドローン攻撃があり、モスクワ郊外で34機を撃墜した”と発表しました。一部のドローンが落下し、住宅で火災が発生、5人が負傷したとしています。

この影響でモスクワ周辺にある複数の空港が一時閉鎖されました。

独立系メディアは「モスクワを狙った過去最大規模の攻撃」と伝えています。ドローン攻撃は広範囲にわたり、ロシア国防省は各地であわせて、84機のドローンを撃墜したとしています。

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