アメリカのトランプ次期大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が電話会談を行った際に、実業家のイーロン・マスク氏が同席していたと報じられました。

大統領選挙で勝利したトランプ氏に対し、ゼレンスキー大統領は6日、電話で祝意を伝えましたが、この際、マスク氏が同席していたとアメリカのニュースサイト「アクシオス」が報じました。

マスク氏はゼレンスキー大統領に対して、自らが経営する宇宙開発企業の衛星通信網を使ったウクライナへの支援を継続する考えを伝えたとしています。

この衛星通信網は、ロシアの軍事侵攻で通信インフラに大きな打撃を受けたウクライナで市民の通信手段として使用されているほか、ウクライナ軍が軍事利用しているとされています。

アクシオスは関係者の話として、ゼレンスキー大統領は電話会談を成功だったと感じていて、次期政権への不安感が増すことはなかったとしています。

資金面の支援などでトランプ氏の大統領選の勝利に貢献したマスク氏は、新政権で重要な役割を果たすとの見方もあり、アメリカのウクライナ政策にも影響を与える可能性が指摘されています。

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