アメリカ大統領選挙で勝利したトランプ氏は、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」からの脱退に向けて準備を進めているとアメリカメディアが報じました。

 ニューヨーク・タイムズによりますと、トランプ氏の政権移行チームはさっそく気候変動やエネルギー政策に関する大統領令の草案準備などに取りかかっているということです。

 このなかには「パリ協定」からの脱退も含まれていると報じています。

 トランプ氏は選挙期間中、「掘って、掘って、掘りまくれ」を合言葉に化石燃料の採掘を積極的に推し進めることを公約に掲げていました。

 こうした準備が着々と進むなか、トランプ氏が起訴された議会乱入事件を担当する特別検察官は、刑事手続きの延期を要請し認められました。

 現職大統領は起訴できないとする司法省の指針に基づく判断で、特別検察官と司法省との間で起訴の取り下げを協議しているとも報じられています。

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