中国の全国人民代表大会常務委員会は、3年で約120兆円規模の地方債を追加発行する方針を決めました。地方の巨額の「隠れ債務」を解消する狙いがあります。
中国の全国人民代表大会常務委員会は8日、地方債の限度額を増額し、3年で約120兆円規模の追加発行を承認したと発表しました。
不動産開発などのため地方政府がつくった投資会社などの焦げ付きで膨らんだ、いわゆる「隠れ債務」を解消するためだと強調しています。
また、今後は監視体制や予算の制約などの説明責任を強化すると説明しています。
さらに景気の低迷が続くなか、政府の債務比率は日本やアメリカなどと比べ「著しく低いレベルで余裕がある」と強調し、さらなる財政出動を示唆しています。
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