ドナルド・トランプ次期米大統領が大統領選(5日投票)で勝利を決めて以降、自身のネット交流サービス(SNS)での投稿が1日半以上も止まっている。選挙戦中は連日投稿し、投票日も「大規模な不正行為が起きている」などと一方的に主張していたが、当選が確実になってからは珍しく沈黙モードに入った。
トランプ氏が自ら設立したSNS「トゥルース・ソーシャル」では、米東部時間の5日夜の投稿を最後に、7日夕方になっても更新が止まっている。6日以降、次期政権の高官人事の選考や外国首脳との電話協議に追われている影響だとみられる。
選挙戦終盤の強行日程で疲れが出ている可能性もある。5日は、最後の選挙集会で午前2時過ぎまで演説した後、早朝に地元の南部フロリダ州に戻って投票に臨んだ。夜には開票状況を見守り、翌6日午前2時半ごろに「勝利宣言」の演説を行っていた。
トランプ氏は78歳で、選挙時点では「米史上最高齢の大統領選当選者」だ。2029年1月の任期末まで務めれば、バイデン大統領(81)を抜いて史上最高齢の米大統領となる。【ワシントン秋山信一】
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