トランプ氏が大統領選で勝利したことで、これまでに起訴された4つの刑事裁判が中断、もしくは取り下げられる可能性が高まっているとアメリカの複数メディアが報じています。

 トランプ氏は不倫の口止め料の不正会計処理や2020年大統領選挙で開票結果の一部を覆そうとした件のほか、ホワイトハウスからの機密文書持ち出しなど合わせて4つの事件で罪に問われています。

 アメリカでは「現職の大統領は在任中は訴追されない」という司法省の方針があります。

 このため、NBCニュースは「トランプ氏の大統領就任前に4つの刑事事件すべてが中止、または凍結される可能性があると」と報じているほか、CNNは「(捜査を担当する)特別検察官がトランプ氏に対する裁判を終わらせるため、司法省幹部と協議を進めている」としています。

 トランプ大統領は選挙期間中、特別検察官を「(当選したら)2秒以内にクビにする」と豪語していました。

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