便器に潜むヘビ、SNSで話題沸騰 (写真はイメージです) David Clode-Unsplash
<「便器の中にヘビ!?」住人を震え上がらせた驚愕の侵入事件が発生。同じトイレに相次いで現れた2匹のヘビの理由とは?>
オーストラリアのクイーンズランド州で、民家のトイレに出没したニシキヘビを業者が捕獲した。この家では数日前にも別のヘビが見つかったばかりだった。
【画像】「トイレにヘビ!」家の便器から現れた侵入者、その真相に驚愕
ヘビ捕獲業者ハービーベイ・スネークキャッチャーズのドルー・ゴッドフリーは、客の家のトイレの便器からトウホクカーペットニシキヘビ2匹を駆除する作業を担当した。
「トイレを使おうとしたらヘビがいたという家の持ち主の男性から連絡があった。メスのヘビが脱皮する前に皮膚を浸していたらしい」。ゴッドフリーは本誌にそう語り、「2日後にまた同じ家に呼ばれて、同じトイレからオスを駆除した。オスはきっとメスを探して侵入したのだろう。メスがにおいの痕跡を残した最後の場所だったから」と続けた。
ハービーベイ・スネークキャッチャーズは、便器の中のヘビの写真やゴッドフリーがヘビを捕獲した際の写真などをフェイスブックに投稿した。
「別のトウホクカーペットニシキヘビが数日前にも同じトイレにいた」「自分の体を這わせたいとは思わないヘビ」と同社はコメントしている。
ゴッドフリーは「トウホクカーペットニシキヘビに毒はない。ネズミなどの害獣を追い払ってくれるので、家周りでは役に立つ」と話し、「成長すると3メートル以上になるけれど、人に優しい穏やかな動物。噛みつくのは身を守ろうとする時だけ」と指摘する。
「過去にも同じことは何度かあった」とゴドフリーは言う。「トイレのヘビの駆除はそれほど珍しくない。幸い、それほど普通でもないけれど。年に1~2回はやらなければいけないという程度」
オーストラリアン・ジオグラフィック誌によると、オーストラリアに生息する190種以上のヘビのうち、約25種は毒ヘビで、人間にとって危険がある。
メルボルン大学の調査によれば、オーストラリアでは温暖な季節に男性が家の中や周辺でヘビに噛まれて命を落とす危険が最も大きい。全国コロニアル情報システムの記録によると、2000~2016年の間にヘビに噛まれて死亡した35人のうち、23人はブラウンスネークが原因だった。
フェイスブックに掲載されたヘビの写真に対してユーザーからは、「自分は最初に確認せずにトイレに座ったことは一度もない」「だから夜間はトイレの電気を付けっ放しにしている」などのコメントが書き込まれている。
(翻訳:鈴木聖子)
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