米民主党のハリス副大統領とバイデン大統領は6日、前日に投開票された大統領選で勝利を確実にした共和党のトランプ前大統領にそれぞれ電話で祝意を伝えた。両者は円滑な政権移行に取り組むことを約束。バイデン氏は今後の対応を協議するため、トランプ氏をホワイトハウスに招待した。
ハリス氏は6日の演説で、トランプ氏に電話で平和的な政権移行を支援すると伝達したことを明かした。NBCニュースがハリス氏の陣営幹部のメールの内容として報じたところによると、ハリス氏はトランプ氏に対して、「トランプ氏が敗北を認めなかった2020年の前回選とは異なり、平和的な権力の移行に取り組む」と伝えた。またトランプ氏に「全ての米国人の大統領になるよう望む」と強調したという。
トランプ氏の陣営によると、トランプ氏はハリス氏との電話で「選挙戦を通じたハリス氏の強さ、プロ意識、粘り強さ」を認め、国家が団結する重要性で一致した。
またホワイトハウスによると、バイデン氏はハリス氏とも電話し、選挙戦の労をねぎらった。【ワシントン松井聡、秋山信一】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。