アメリカ大統領選挙はトランプ氏が勝利しました。大接戦の予想を覆して圧勝となった要因は何だったのでしょうか。ニューヨークから報告です。
(親松聖記者報告)
今回、男性の多くはトランプ氏、そして女性の多くはハリス氏に投票するとみられていましたが、白人女性の投票行動は意外なものでした。
政治ニュースサイトのポリティコは、「アメリカは再び女性大統領に反対票を投じた」として全体的に女性はハリス氏に投票したものの、白人女性の52%がトランプ氏に投票したと報じています。
そして、トランプ氏の勝因として必ず出てくるのが、インフレに対する人々の怒りです。
ワシントンポストによりますと有権者の3分の2が、今の経済について「良くない」と評価していて、そのうち69%がトランプ氏に投票したということです。
また、ニューヨークタイムズは一般大衆による国の将来への失望感とエリート層に対する憎悪が、今回の結果を招いたと指摘しています。
一方、ロイター通信はハリケーンを巡り「災害予算を不法移民に使った」などトランプ氏が、ハリス氏についてニセの情報を雪崩のように拡散するなか、ハリス陣営は明確な対策を打てなかったことが敗因の一因だと報じています。
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