ドナルド・トランプ前大統領の勝利から一夜明け、カマラ・ハリス副大統領は「私たちは選挙の結果を認めなければならない」と敗北宣言を行いました。トランプ前大統領の勝利の裏には、新たなトランプファミリーの存在がありました。
■“義理の娘”が選挙戦支える「大統領の右腕としての地位確保」
ハリス副大統領 この記事の写真大統領選の開票から一夜明け、民主党のハリス副大統領が敗北宣言をしました。
ハリス副大統領「我々は、この選挙結果を受け入れなければなりません。きょう早く、次期大統領となるトランプ氏と話し、勝利を祝う言葉を送りました。そして、こう伝えました。トランプ氏の政権移行チームを支援すると。平和的な権力移行を行います」
一方、勝利したトランプ前大統領は、次のように述べました。
トランプ前大統領 トランプ前大統領「今まで、この国でこれほどの政治的勝利があっただろうか。47代大統領選出という栄誉を授けてくれた国民にお礼が言いたい」
現地時間午前2時半、事実上の勝利宣言。トランプ氏の支持者が集まるフロリダ州の集会場は、割れんばかりの拍手と歓声に包まれました。
トランプ前大統領「強く安全で豊かなアメリカを実現するまで休むことはない。この先、アメリカの黄金時代を迎えることになるだろう」
これまで大接戦のあまり、ののしり合いとなっていたアメリカ大統領選ですが、勝利が決まり、少し落ち着いた口調で演説したトランプ氏。激戦となった7つの州をすべてトランプ氏が勝ち取る見込みです。
トランプ氏から遠く離れた位置に番組が注目したのは、その壇上のメンバーです。かつてトランプ氏のかたわらにいつも立っていたのは長女・イヴァンカ氏ですが、今回、彼女の姿はトランプ氏から遠く離れた位置にいました。
2016年の大統領選では、イヴァンカ氏がかたわらで積極的に戦い、大統領に就任してからも演説に立つなどトランプ氏を支え続け、日本でも注目されました。
イヴァンカ氏(2020年1月)「アメリカは決して社会主義国になどなりません」
しかし今回の大統領選、イヴァンカ氏は7月にトランプ前大統領が共和党の大統領候補に指名された際、壇上に姿を見せたくらいで、ほとんど隠れた存在でした。
トランプ前大統領のすぐ右手側にいるララ・トランプ氏そんなイヴァンカ氏にとって代わるように現れたのが、トランプ前大統領のすぐ右手側にいる、ひとりの女性です。
この女性は、トランプ前大統領の次男・エリック氏の妻、ララ・トランプ氏(42)です。
「トランプ女子」と書かれたピンクのスタッフジャンパーを身にまとう今回の大統領選では、胸元に「トランプ女子」と書かれたピンクのスタッフジャンパーを身にまとい、女性票を獲得するためにトランプ陣営で奔走しました。
ララ・トランプ氏は、共和党全国委員会ナンバー2の共同委員長を務める中心人物 ララ氏「民主党は、アメリカの人々の生活が良くなったと納得させることはできません」
ララ・トランプ氏は、共和党全国委員会ナンバー2の共同委員長を務める中心人物で、イヴァンカ氏とは1歳違いの同世代です。
「大統領の右腕としての地位を確保」イギリスメディアは、ララ氏の大統領選を振り返り「数か月にわたる粘り強い選挙活動の末、大統領の右腕としての地位を確保した」と報じています。
次のページは
■トランプ氏の溺愛ぶりもうかがえる…ララ氏の娘とは?■トランプ氏の溺愛ぶりもうかがえる…ララ氏の娘とは?
ララ氏の娘・カロライナちゃんさらに、トランプ氏が制した激戦州・ノースカロライナ州に登場したのは、ララ氏の娘・カロライナちゃんです。
ノースカロライナ州での演説にも駆け付けました。
大統領選ではトランプ氏のひざの上は、カロライナちゃんの指定席です。トランプ氏の溺愛ぶりもうかがえます。
カロライナちゃんがじっと見つめる、視線の先にはマクドナルドでアルバイトをするトランプ前大統領の姿があります。
存在感が高まるかつて、トランプファミリーの象徴として君臨していたイヴァンカ氏に代わり、新たなトランプファミリーが存在感を高めています。
満面の笑みのメラニア夫人トランプ氏の勝利宣言を満面の笑みで聞いていたのが、メラニア夫人です。勝利宣言では、トランプ氏から妻への感謝の言葉がありました。
トランプ前大統領「ファーストレディーで妻のメラニアにも感謝したい。ちなみに妻の本は全米ナンバーワンの売り上げだ」
妻、義理の娘、そして孫まで、家族総出で勝利をつかみ取りました。
(「グッド!モーニング」2024年11月7日放送分より)
この記事の写真を見る鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。