ドイツのショルツ首相は6日、3党からなる連立政権で経済や財政政策を巡り対立する自由民主党(FDP)のリントナー財務相を解任すると発表した。連立崩壊でショルツ氏は来年9月の連邦議会選挙を同3月に前倒し実施するため、同1月15日に議会で信任投票を行うよう求める意向を明らかにした。
ショルツ氏は6日の記者会見で「リントナー氏は長い交渉の末に合意した来年の予算案を一方的に破棄した」と指摘。「短期的なFDPの利益を優先し、何度も信頼を裏切った」と非難した。
連立政権はショルツ首相の中道左派、社会民主党(SPD)と環境保護政党「緑の党」、FDPで構成。(共同)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。