北朝鮮の朝鮮人民軍を視察する金正恩朝鮮労働党総書記(中央奥)=2024年10月17日、朝鮮中央通信・ロイター

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は6日、ロシアを訪問している北朝鮮の崔善姫外相が、4日にロシアのプーチン大統領と会談したと伝えた。同通信は「両国間の関係を絶えず強化・発展させるための多くの事業について話し合った」としており、有事の際の相互支援を含む包括的戦略パートナーシップ条約の具体的な協力について協議した可能性がある。

 崔氏は、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記の「熱い同志のあいさつ」をプーチン氏に伝えた。プーチン氏は金氏に「あたたかいあいさつ」を伝えるよう求めた。

 同通信は「新しい発展軌道に乗った朝露友好を更に強固にしていこうとの意志が再確認された」と評価。北朝鮮がウクライナ侵攻を続けるロシアへ派兵したことについては言及しなかった。

 崔氏は1日にはラブロフ露外相と会談した。ロイター通信によると、崔氏はウクライナ侵攻について「勝利の日まで、我々は常にロシアの同志の側に断固として立つことを保証する」と支持を強調した。【ソウル日下部元美】

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