投票所に向かう人々=米南部ジョージア州アトランタで2024年11月5日、ロイター

 米大統領選の激戦州の一つ、南部ジョージア州で5日、2カ所の投票所に対し複数の爆破予告があった。爆発物は見つからなかったが、地元メディアによると、ラフェンスパーガー州務長官は報道陣に「発信元はロシアだ」と述べた。

 爆破予告を受けたのは州都アトランタ近郊の2カ所の投票所で、この影響で一時閉鎖され、投票に訪れていた有権者らが避難を余儀なくされた。

 ラフェンスパーガー氏は「彼ら(ロシア)は我々が円滑かつ公正で、正確な選挙を実施することを望んでいない」と述べた。ただ、ロシアが発信元と判断した理由については詳しく説明しなかった。

 米連邦捜査局(FBI)は5日、複数の州の投票所に爆破予告があったと発表した。その多くがロシアが作成したメールアドレスから送られたとの見方を示した。FBI高官はロイター通信に対して、ジョージア州だけで24回以上の爆破予告があったと述べた。

 米当局は投票前から、ロシアが選挙干渉しているとの見方を強めている。【ニューヨーク中村聡也】

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