米東部ペンシルベニア州の裁判所は4日、実業家のイーロン・マスク氏が大統領選の激戦州で署名活動の賛同者の中から「毎日1人に100万ドル(約1億5200万円)」を支払うキャンペーンの続行を認める判断を示した。マスク氏側は投票日の5日でキャンペーンを終える方針だ。
州の司法当局は「認可を得ていない違法な宝くじだ」として中止を求めて訴えていたが、マスク氏側は「(当選者は)偶然選ばれているのではなく、有償で広報を担当しているのだ。今日や明日の当選者が誰かも把握している」「事前に当選者を精査し、人格も確かめている」などと反論していた。裁判所は4日の判断の理由は示していない。
マスク氏側は「言論の自由と銃所持の権利」を擁護する署名活動を展開し、大統領選の激戦7州で署名者を紹介した人に47ドル(約7150円)を配るキャンペーンも実施している。これまで「100万ドル」の当選者の選定方法については明かしていなかった。【ワシントン秋山信一】
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