フィンランドの航空会社「フィンエアー」は、妨害電波によりフライトに影響が出ているとして、一部の航空便の運休を決めました。

 フィンエアーは29日、フィンランドの首都ヘルシンキと隣国・エストニア第2の都市、タルトゥを結ぶ定期便を来月31日まで運休すると発表しました。

 フィンエアーはタルトゥ空港への着陸にGPSを必要としますが、妨害電波によりGPSが正常に動作しなくなり、過去1週間で2回、着陸を断念して引き返したということです。

 1カ月の運休期間中に、GPSを必要としない着陸方法を確立するとしています。

 周辺では他の航空機などでもGPS信号の妨害が確認されています。

 欧米諸国はバルト海に面したロシアの飛び地、カリーニングラードから妨害電波が発信されている可能性があるとみています。

 フィンエアーは2022年以降、カリーニングラードや黒海周辺などでGPS信号の妨害が増えていると指摘しています。

画像:Finnair

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