世論調査会社「韓国ギャラップ」は1日、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の最新の支持率が19%だったと発表した。2022年5月に就任して以来、同社の調査で初めて20%を割った。大統領任期(5年)の折り返しを今月迎える尹氏に対し、野党は妻の金建希(キムゴンヒ)氏の株価操作関与疑惑などで追及を強めており、尹氏の支持率は下落傾向が続いている。
調査は10月29~31日、18歳以上の1005人を対象に電話で実施され、不支持率は72%に達した。不支持の理由で最も多かったのは「金建希氏の問題」の17%。「経済・国民生活・物価」(14%)、「コミュニケーション不足」(7%)などが続いた。
地域別の支持率では、保守の与党「国民の力」の地盤とされる「大邱市・慶尚北道」でも18%まで落ち込んだ。保守層の一部の支持も離れている模様だ。
一方、政党支持率は国民の力と最大野党「共に民主党」が共に32%だった。
尹氏の支持率は、ギャラップ以外の調査でも低迷している。世論調査会社リアルメーターが10月28日に発表した調査結果で、尹氏の支持率は24・6%だった。【ソウル福岡静哉】
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