スペイン東部バレンシア州などで発生した豪雨による洪水で、少なくとも95人の死亡が確認されています。一部の地域では29日、わずか8時間で1年間分の降水量を記録したということです。
国営の「スペイン放送協会」によりますと、29日、スペインの広い範囲が豪雨に見舞われ、東部のバレンシア州などでは、洪水で車が流されたり、道路や街が冠水したりしました。
バレンシア州の一部の地域では、29日の集中豪雨による降水量が8時間で1平方メートルあたり300リットル以上に達し、これは1年間分の降水量にあたるということです。
これまでに少なくとも95人の死亡が確認され、数十人が行方不明となっています。
多くの道路が寸断されるなどして、今もおよそ300人が孤立状態となっていて、救助活動が続いています。
バレンシア州などでは31日から週末にかけて雨が降る予報となっていて、サンチェス首相は「嵐はまだ終わっていない」として、外出を控え自宅で待機するよう国民に呼び掛けています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。