アメリカ大統領選に向け、ハリス副大統領はトランプ氏との違いを繰り返し強調し、投票を呼び掛けました。「プエルトリコはごみの島」としたトランプ集会での発言の余波が続いていて、予断を許さない状況です。

ハリス副大統領
「選挙まであと6日となった。私たちの選挙は民主主義のための戦いだ。皆さんの意見に耳を傾けてもらう権利のための戦いでもある。それがこの選挙の争点なのだ」

 ハリス副大統領は集まった支持者に対して「ドナルド・トランプは敵のリストを持って大統領執務室に戻ってくる」「私は私に反対する人々の意見にも耳を傾けることを誓う」と述べ、トランプ氏とのスタンスの違いをアピールしました。

 演説の途中には親パレスチナ派の抗議者とみられる人が「戦争犯罪人だ」と叫ぶ一幕もありました。

 一方で、トランプ氏の集会でのコメディアンの「プエルトリコはごみの島」だという発言を巡る余波がまだ続いていて、プエルトリコ系の一部の有権者はトランプ氏への反発を強めています。

ハリス氏を支持 プエルトリコ系有権者
「もう十分だ。私たちはヘイトスピーチにうんざりしている」
「私たちは激怒している。私たちの島に関わらないでほしい」

 激戦州だけでプエルトリコ系の有権者は90万人以上が暮らすだけに、この発言を巡る両陣営の対応が勝敗を左右する可能性も指摘されています。

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