北朝鮮当局が宗教の地下活動を取り締まり、国民の教育用とみられる映像で紹介していたことが分かりました。韓国の研究機関は、北朝鮮がこうした摘発事例を自ら明らかにするのは初めてとみています。

「我が方式の社会主義に反対する反動的な結社まで作り出した」

こちらは、韓国の「SAND研究所」が独自に入手したとする映像です。北朝鮮当局が国民の教育用として制作したとみられ、医師のチェ氏が宗教の地下組織を作って活動していたと非難。

「手紙を“かいらい”の情報源に伝えようとしていた」と説明していることから、医師は政治犯として処罰を受けた可能性があります。

「SAND研究所」は、「北朝鮮が自ら、映像で宗教の地下活動を摘発した事例を明らかにするのは初めて」と分析。「北朝鮮当局が体制を脅かす深刻な事案として受け止めていることが分かる」と強調しています。

韓国政府が脱北者の証言を基に作成した「北朝鮮人権報告書」は、北朝鮮が表向きは信仰の自由を保障しているものの、取り締まりで摘発し、公開処刑を行うこともあると指摘しています。

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