イスラエル軍と交戦を続ける中東レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは、殺害された最高指導者ナスララ師の後継を選出したと発表しました。

ヒズボラは29日、新しい最高指導者として、ナンバー2を務めていたナイム・カセム師を選出したと明らかにしました。

イスラエル軍は先月下旬、ベイルート南部のヒズボラ本部を空爆して前の最高指導者だったナスララ師を殺害し、それ以降、指導者不在の状況が1か月近く続いていました。

カセム師は1991年からヒズボラでナンバー2を務め、ナスララ師の死後には演説でイスラエル軍に対して「攻撃を続ける」などと徹底抗戦の姿勢を示していました。

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