イスラエルとイスラム組織ハマスとの人質の解放や戦闘休止の交渉が難航するなか、イスラエルの外相はテレビのインタビューで27日、イスラム組織ハマスと人質の解放で合意できればパレスチナ自治区ガザ南部ラファへの地上侵攻を延期すると述べた。
イスラエルのカッツ外相は27日、地元メディアのインタビューで「人質の解放は最優先事項だ」としたうえで、ハマスと人質解放で合意できればガザ地区南部ラファへの地上侵攻を延期する考えを示した。
市民が100万人以上いるラファへの地上侵攻は近く始まるとの臆測もあり、国際社会に懸念が広がっている。
一方、ハマスは27日、イスラエル側から戦闘休止に向けた案を受け取り、検討したうえで回答するとの声明を出した。
一方、ハマスは同じ日に「イスラエル政府に対し戦闘休止に合意するよう求める」とした上で人質2人の映像を公開していて交渉を有利に進めるためイスラエル側に揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。
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