イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ北部の住宅街などに空爆を行いました。この空爆について、ガザの保健当局は87人が死亡したと発表しています。
イスラエル軍は20日、24時間でガザ地区とレバノンにある175の「テロリストの標的」に対して攻撃を実施したと明らかにしました。
ガザ当局の保健当局は北部ベイトラヒヤの住宅街に空爆があり、19日だけで、87人が死亡したと発表しています。
死傷者と行方不明者には女性や子供が多数、含まれているということです。
一方、イスラエル軍はこの空爆による死者数について、軍が入手した情報と一致していないとして、誇張されたものだと主張しています。イスラエル軍は、6日からガザ北部ジャバリアなどで新たな地上作戦を始めていて、アルジャジーラによりますと、攻撃のあったベイトラヒヤには多くの市民が避難していたということです。
また、イスラエル軍は、ハマスの最高指導者・シンワル氏を殺害した際のものとする新たな映像を公開しました。
軍の報道官は、「シンワルは抹殺されたが、まだ任務は終わっていない」と話していて、ハマスに捕らえられている全ての人質をあらゆる手段を使って取り戻すと強調しました。
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