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<イタリアの清掃員の男はSNSを通じて女性に接触。気づかれないよう睡眠薬を飲ませて犯行に及び、その様子を撮影して仲間に見せていたという>
イタリアの清掃員の男が、ネットで知り合った女性3人に睡眠薬を飲ませて性的暴行を加え、その様子を撮影したとして有罪判決を受けた。男は、SNSを通じて女性たちに接触し、自身が俳優のキアヌ・リーブスに似ていると言って興味を持たせていたという。
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デイリー・メールによると、イタリアのローマ在住の清掃員、ウバルド・マヌアリ被告(59)は、加重性暴行と性的画像あるいは動画の違法な流布の罪で有罪判決を受け、禁錮9年10カ月が言い渡された。
睡眠薬で意識を失わせて暴行を加えていた
マヌアリ被告は、ソーシャルメディアで接触した女性3人に直接会ってほしいと説得し、犯行に及んでいたことが捜査で明らかになった。被告はソーシャルメディアのアカウントを6つ持ち、自分はキアヌ・リーブスに似ていると自慢していた。
女性たちに会うと、被告は相手に気づかれないように睡眠薬を飲ませ、意識を失った女性たちに性的暴行を加えていた。また、その様子を撮影し、動画を友人らに共有していたという。犯行は2022年9月から2023年1月にかけて、イタリアのカプラニカ、マッツァーノ・ロマーノ、アラトリで行われた。
マヌアリ被告のノートパソコンと携帯電話を捜査当局が押収したところ、女性たちとのやりとりや、同意なしに撮影された写真や動画が見つかった。
ミケーレ・アドラニャ検事は「この種の暴力は肉体的な暴力よりも深刻であり、女性の精神的・物理的に不利な立場を利用しているため、より巧妙だ」と述べた。「まるで二重の暴力だ。マヌアリ被告は、性的目的と自己満足に目がくらんだ」
女性7人が被害を訴えて警察に通報
被害者の1人は、被告に襲われた翌朝に目が覚めたときには混乱して意識が朦朧とした状態だったという。1月に被害届を出し、地元当局が捜査を開始した。
被告の携帯電話からは、意識がはっきりしていない女性を暴行する写真や動画が見つかり、捜査当局はそこから他の2人の被害者を特定した。被害者の女性3人には、合計約2万9000ドルの賠償金が支払われる予定だ。
英ニュースサイト「Need to Know」によると、少なくとも7人の女性がマヌアリ被告について警察に通報しており、その中には母親と娘も含まれている。また、被告は公判時、自宅軟禁下に置かれていたという。
「彼は再拘留されていたが、そこで複数人から暴行を受け、自宅拘留が認められていた」と同サイトは伝えている。
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