2022年、韓国の繁華街で若者ら159人が死亡した雑踏事故で当時のソウル警察のトップに無罪判決です。

ソウル市内にある梨泰院(イテウォン)で2022年10月、日本人2人を含む159人が亡くなった雑踏事故で、安全対策を怠ったとして業務上過失致死傷の罪に問われていた当時のソウル警察庁長官、金光浩被告に対しソウルの地方裁判所は17日無罪判決を言い渡しました。

裁判所は警察の対応が国民の期待に及ばなかったとしながらも、金被告の「業務上の過失で被害が拡大したとは言えない」と結論づけました。

また緊急通報の当直責任者などにも無罪判決が言い渡されました。

遺族:
これからもこのような事件が起きたら、警察は何の責任も負わないと免罪符を与える裁判ですよ。これが裁判か!これが国なのか!

事故をめぐっては先月当時の地元警察署長に禁固3年の実刑判決が言い渡された一方、区長は無罪となっていて遺族が強く抗議しています。

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