中国政府は低迷する不動産対策として政府が主導する「ホワイトリスト」の対象を拡大し、銀行融資を総額84兆円規模に増額すると発表しました。
ホワイトリストは各都市の政府が主導して追加融資などの支援が受けられる不動産物件をリスト化したもので、中国当局は17日の会見でこの対象を拡大すると発表しました。
さらに、ホワイトリストの対象となる不動産が受けられる銀行の融資額の規模を、これまでの実績のほぼ倍となる総額4兆元、日本円で84兆円に増額するとしています。
中国政府は先月から低迷する不動産への対策を相次いで発表していて、住宅都市農村建設省の倪虹部長は「先月末以降、新築物件の成約件数や中古物件の取引量が増加していて、不動産市場に好転の兆しが見えてきた」と成果を強調しました。
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