韓国北部の自治体が北朝鮮に向けたビラ飛ばしについて取り締まりを始めると発表しました。緊張の高まりを受けた措置としています。

 韓国北部の京畿(キョンギ)道は15日、北朝鮮に近い一部地域を危険区域に指定し、16日からビラ散布を取り締まると発表しました。

 南北の間では韓国側の脱北者団体によるビラ飛ばしに反発し、北朝鮮が「ごみ付き風船」飛ばしを続けるなか、15日には韓国とつながる道路を爆破するなど緊張が高まっています。

 こうした状況に「住民の不安と苦痛が大きくなっている」として、北朝鮮へのビラ散布が「軍事的衝突を誘発しかねない危険行為と判断した」と説明しています。

 一方、韓国政府はこれまでビラ飛ばしは「表現の自由」として自粛などは求めていません。

画像:自由北韓運動連合提供

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