中国軍が開始した台湾周辺の軍事演習に関し、台湾の頼清徳総統は「民主的な台湾を守り、国家の安全を守る」とのコメントを出しました。

 中国人民解放軍の東部戦区は14日、台湾を取り囲む形で陸軍、海軍、空軍、ロケット軍がすべて参加する軍事演習を開始したと明らかにしました。

 これに対して台湾の頼総統は14日、SNSに「私たちは台湾海峡の平和と安定の維持に尽力し、対話と交流を望んでいる」と投稿しました。

 また、「中国の軍事演習は、この地域の平和と安定を損なうことを意図したもので、近隣諸国の威圧のために武力行使を続けることは国際社会の期待には合致しない」と指摘しました。

 そして「引き続き民主と自由の憲法体制を守り、民主的な台湾を守り、国家の安全を守る」としています。

 頼総統が出席して対応を協議した台湾当局の会議の写真を添えました。

 頼総統は10日に演説で「中国には台湾を代表する権利はない」などと述べていて、中国軍の軍事演習はこうした発言への反発とみられます。

画像:頼清徳総統のSNSから

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