Jane Barlow/Pool via REUTERS

<握手を求めて差し伸べられた手に気づかず、遠くを見つめ続けるソフィー妃の様子を捉えた動画が批判的なコメントとともに拡散される>

英チャールズ国王の義理の妹であるソフィー妃がマルタを訪問した際、マルタの首相を「無視した」として批判されている。首相は握手をしようと手を差し出したのだが、ソフィー妃がこれに一切応じなかったのだ。動画を見ると、ソフィー妃は握手を求められていることに気付いていないようにも見えるが、SNSでは妃を批判する声も上がっている。

■【動画】英ソフィー妃がマルタ首相を「完全に無視した!」と騒動に...気まずいシーンを収めた動画が話題

チャールズ国王の弟である英エドワード王子とその妻ソフィー妃は今週、イタリアと北アフリカの間に位置する地中海の島、マルタ島を訪問。マルタの首相であるロベルト・アベラとその妻リディアから温かい歓迎を受け、4人で一緒に写真撮影に臨んだ。

だがその際にやや気まずい一幕がみられた。アベラが彼女と握手をしようと手を差し出したのに、ソフィー妃が気づかなかったようなのだ。

この瞬間を捉えた動画はX(旧ツイッター)上で拡散され、1000件以上の「いいね」がつき、これまでに11万回以上視聴されている。動画には「必見。ソフィー妃がマルタの首相を完全に無視! これがイギリス最高の外交官の態度だというなら大問題だ。彼女はあまり賢い人物ではないのでは?」という言葉が添えられている。

動画はスローモーションで、アベラがエドワード王子の反対隣にいるソフィー妃に手を伸ばして握手しようとしたものの、ソフィー妃がそれに気づかず遠くを見つめているらしい様子を映し出している。アベラがソフィー妃の気を引くために彼女の方にさらに近づき、手を差し出し続けるという気まずい時間がしばらく続いた。

ソフィー妃に悪気はなかったようだが

とはいえソフィー妃がアベラの歓迎の握手を拒もうとした訳ではなさそうで、数秒間の気まずい時間が流れた後、ソフィーは差し出された手に気づいてアベラと握手を交わした。

気まずい幕開けではあったが、エドワード王子夫妻のその後の日程は順調だったようだ。夫妻は故エリザベス女王がまだ王女だった頃に夫の故フィリップ王配と2年間暮らしていたヴィラ・グアルダマンギアを訪問した。フィリップ王配は1949年から1951年まで英海軍の士官としてマルタに駐留していた(エリザベス女王が即位したのはその後の1952年だ)。

英王室はX(旧ツイッター)の公式アカウントに次のように投稿した。「エディンバラ公爵夫妻は今週、マルタの独立60周年を祝うためにマルタを訪問しています。夫妻は第二次世界大戦中のマルタの人々の勇気を称え、ドイツ空軍やイタリア空軍からの容赦ない空襲を受けたバレッタの港に花輪を捧げました」

「その攻撃が最も激しかった時期である1942年、当時の英国王ジョージ6世はマルタの人々の抵抗、忍耐と忠誠心を称え、彼らに聖ジョージ勲章を授与しました」

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