イスラエルがガザ地区南部ラファへの侵攻を示唆するなか、パリの名門教育機関でパレスチナを支持する学生らによる反戦デモが行われ、建物が一時封鎖されるなど混乱がありました。

 フランス・マクロン大統領の出身校として知られるパリ政治学院で26日、イスラエル軍のガザへの攻撃を非難し、パレスチナへの連帯を示すよう学校側へ要求する学生らが集まり反戦デモを行いました。

 現地メディアによりますと、およそ60人の学生らがごみ箱や自転車などで出入り口を封鎖し、学校の建物を一時占拠しました。

 退去を求める警察と学生らがにらみ合う事態となりましたが、最終的にデモは大きな衝突には発展せず解散したということです。

 このデモは全米で広がる親パレスチナデモに触発されたもので、アメリカではハーバード大学など、少なくとも41の大学で学生による抗議活動が行われています。

 キャンパス内に警察が介入するなどして、全米での逮捕者は少なくとも600人以上に上っています。

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