アメリカの9月の消費者物価指数は前の年の同じ月に比べて2.4%上昇し、市場予想を上回りました。

 アメリカ労働省が10日に発表した9月の消費者物価指数は前の年の同じ月に比べて2.4%上昇し、事前に市場が予想していた2.3%を上回りました。

 ただ、伸び率は6カ月連続で縮小しています。

 また、物価の変動が大きい食品とエネルギーを除いた指数は3.3%の上昇で、伸び率は8月の3.2%を上回りました。

 アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は先月の会合で政策金利をおよそ4年半ぶりに0.5%引き下げ、金融政策を引き締めから緩和へと転換しました。

 FRBは年内に残る2回の会合で計0.5%の利下げを見込んでいて、今後の雇用や物価の情勢を見極めながら利下げのペースを判断することになります。

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