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「(トランプ氏は)『中絶する女性は罰せられるべきだ』という言葉を女性に対して使う人物だ」

【映像】“恋バナ“メインのポッドキャストでハリス氏が語ったこととは?

 10月7日、デジタル配信サービスの中で“いま世界中の女性に最も聞かれている番組”に民主党の大統領候補、カマラ・ハリス氏が出演。40分にわたるインタビューは大きな注目を集めた。

 この番組は「Call Her Daddy」いうネットで配信されているポッドキャストだ。現地メディアによると、こうした番組への出演は、普段「投票する可能性は高いが政治の情報を欲していない層」に気軽にハリス氏の人柄を伝え、新たな有権者の掘り起こしとして民主党内でも重要視されているという。

 一方のトランプ陣営も動いている。人気ユーチューバーとはしゃぐTikTok動画を公開したり、ハリス氏同様にポッドキャスト番組でインタビューに応じるなど、積極的にSNSの人気者たちと絡むことで特に若者層に訴えかける作戦を遂行中だ。

??トランプ氏がプーチン大統領に“検査キット”を送った?

 大統領選まで1カ月を切り、トランプ氏に新たなスキャンダルが報じられた。

「私に検査キットを送ったことは誰にも言わないでほしい。人々があなたに対して怒り狂うからだ」

 トランプ氏が大統領在任中だった2020年に当時は入手困難だったコロナウイルスの検査キットをプーチン大統領に送った際、プーチン大統領が口外しないようトランプ氏に伝えたという言葉。

 これは、アメリカの著名なジャーナリストによる近々発売予定の本に記載されており、ワシントン・ポスト紙が報じた。

 他にもトランプ氏が大統領を退任した後も、秘密裏にプーチン氏と7回、電話でやりとりをした可能性があることもその本に書かれている。さらにその本はトランプ氏だけではなく、バイデン政権の内情にも…

 バイデン大統領が自身の忠告を無視したイスラエルのネタニヤフ首相を「最低なクソ野郎」とののしる様子も書かれているという。

 投票日が刻々と迫る中、突如として噴出した新たなスキャンダル。これが両陣営にどう影響を与えるのか、余談を許さない状況が続いている。

 投票まで1カ月を切り、あらゆる手段を駆使する広報戦も激しさを増してきた。

 アメリカ現代政治外交が専門の前嶋和弘教授はポッドキャストについて、「(日本人と異なり)アメリカ人は圧倒的に車の中でニュースを聞く文化がある」と説明。さらに女性人気が高いアレックス・クーパー氏が司会を務めるポッドキャストにハリス氏が出演したことについては「ハリス氏と民主党の1番の争点は『女性の権利を守ること』だ。ポッドキャストに出演したのは自分の行いを伝え、共感を呼ぶためだ」と分析した。

 また、トランプ氏の暴露本が選挙にもたらす影響については「これはウォーターゲート事件を調査報道したボブ・ウッドワードの本だ。トランプ氏やハリス氏を直接取材するのは困難だが、彼が周りから集めた情報は信憑性が高く、コロナウイルスの検査キットの件はロシア側も認めたようだ。とはいえ、この本一冊の影響はあまりないだろう。なぜなら、共和党支持者は『(相手の)国のリーダーを助けて何が悪いんだ』などと捉えるからだ」と説明した。
(『ABEMAヒルズ』より)

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