アメリカのトランプ前大統領が大統領在任中、ロシアのプーチン大統領に対して、当時不足していた新型コロナの検査機器をひそかに送るなど、親密な関係を築いていたと新たに発売される本の内容が報じられました。

ワシントンポストなどは8日、著名なジャーナリストのボブ・ウッドワード氏が、来週発売する著書の内容の一部を報じました。

その中で、トランプ前大統領が大統領在任中だった2020年に、世界的に不足していた新型コロナの検査機器を、ロシアのプーチン大統領の個人用にひそかに送ったとしています。

プーチン氏はトランプ氏が批判されることを懸念して、「私に送ったことは誰にも言わないでほしい」などと求めたとしています。

また、トランプ氏とプーチン氏がトランプ氏が大統領を退任した2021年1月以降で、7回電話で接触した可能性にも言及されています。

いずれも、ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン氏との親密さを裏付けるものとしていて、トランプ氏の陣営は「これらの作り話は全て真実ではない」と本の内容を否定する声明を発表しました。

また、著書の中ではバイデン政権の内情にも触れられていて、バイデン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相を「最低なくそ野郎だ」とののしったり、自身の次男のハンター・バイデン氏の捜査を続けるガーランド司法長官を「起用すべきではなかった」と後悔する様子も描かれているとしています。

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