アメリカのバイデン大統領は連邦政府のハリケーン対応を巡って、共和党のトランプ氏が偽の情報を流していると厳しく批判しました。

バイデン大統領
「ここ数週間にわたり、無責任な偽情報や明らかなウソが人々を不安に陥れている。トランプ前大統領はウソの攻撃を主導している」

 バイデン大統領は9日、フロリダ州に接近している大型のハリケーン「ミルトン」について、FEMA=連邦緊急事態管理庁から説明を受け、住民に対して速やかに避難するよう改めて訴えました。

 そのうえで、トランプ氏がハリケーンの対応を巡り、偽の情報を流していると指摘し、災害の救援・復旧活動を妨げていると批判しました。

 トランプ氏は先月下旬にアメリカ南部を直撃した「へリーン」の対応を巡り、連邦政府が被災者に750ドル、およそ11万円しか支援金を払わない、災害救援の資金が不法移民の住宅支援に流用されたなどと主張し、FEMAはこうした主張は「誤り」だとホームページ上で反論しています。

 またハリス副大統領は企業などが被災者に災害を利用して法外な値段で物資を売りつけた場合、「断固とした措置を取る」と警告しました。

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