アメリカのトランプ氏が大統領を退任後、ロシアのプーチン氏と複数回にわたって秘密裏に連絡を取り合っていたとアメリカメディアが伝えました。

 ワシントン・ポストは8日、著名なジャーナリスト、ボブ・ウッドワード氏の発売前の著書「War」(=戦争)に書かれた内容を報じました。

 そのなかで、トランプ氏は2021年に大統領を退任した後、7回ほどにわたってプーチン氏と連絡を取っていて、その際には「側近に部屋から出るよう指示した」ということです。

 一方で、会話の具体的な中身には触れられていません。

 トランプ氏はまた、大統領在任中にプーチン氏が使うための新型コロナウイルスの検査キットを極秘に送り、プーチン氏が「トランプ氏に政治的なダメージが及ぶ可能性がある」として周囲に口止めを求めたということです。

 トランプ氏の陣営は様々な暴露を含む著書について「安売り書店のフィクションコーナーに置かれるか、トイレットペーパーとして使われるべきものだ」などと非難しています。

 最新の著書にはほかにも、バイデン氏が選挙戦から撤退しハリス氏に交代する舞台裏や、ガザ情勢を巡るホワイトハウスとイスラエルとのあつれきなどが描かれているということです。

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