イスラエル軍はイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」が拠点とするレバノンへの地上侵攻の規模を拡大していて、南西部で新たに1個師団が作戦を開始したと発表しました。

イスラエル軍は8日、レバノン南西部に新たに投入した1個師団が7日からヒズボラのインフラ施設などに対する「限定的で標的を絞った作戦を始めた」と発表しました。

イスラエル軍は「限定的な作戦」だと主張してレバノンへの地上侵攻を開始しましたが、イスラエルメディアによりますと、これでレバノン国内に展開された師団は4つとなり、投入された兵士の総数は1万5000人を超えたとみられるということです。

イスラエル軍はレバノンの首都ベイルートの南部などでヒズボラの拠点を狙った空爆も続けていて、7日の空爆で、作戦の予算編成や兵站管理などを担当していたヒズボラの司令官を殺害したと発表しました。

この司令官はイランとヒズボラの間の武器の輸送についても重要な役割を果たしていたとしています。

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