中国を訪れているアメリカのブリンケン国務長官は、北京で習近平国家主席と会談する前に、王毅政治局委員兼外相と会談し、不測の事態を回避するため、対面外交の重要性を訴えた。

会談で王毅氏は「中米関係は全般的に安定に向かいつつある」と述べる一方で、「中国の核心的利益は常に脅かされている」「アメリカは中国の内政に干渉したり、主権や安全保障に関してレッドラインを越えてはならない」と牽制した。

これに対してブリンケン長官は、「誤解を避けるために、意見の相違がある部分については、できる限り明確にする必要がある」と述べ、対話を維持し、協力を強化することの必要性を指摘した。

外相会談は、5時間半にわたって行われた。

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