イスラム組織ハマスのイスラエルへの奇襲攻撃から、7日で1年となります。

パレスチナ自治区ガザの死者は4万人を超えましたが、停戦への道筋は見えていません。

2023年10月のハマスによる襲撃から1年がたちますが、いまだに101人のイスラエル人が人質として拘束されたままで、市民からは「100人くらい人質がいるのに、なぜ1年たっても何も動かないのか理解できない」「中東では力による解決しかない」などと様々な声が上がっています。

ガザ保健省によりますと、ガザ地区ではこれまでに4万1870人が死亡したほか、1万人以上が行方不明です。

またガザでは、支援も行き届かず物資の略奪行為も相次いでいて、人道状況が悪化し続けています。

こうした中、イスラエルは親イラン武装組織ヒズボラとの戦闘でレバノンへ地上侵攻を始めるなど戦闘地域を拡大していて、停戦への道筋は見えていません。

一方、イスラエルのガラント国防相は6日、イランの攻撃を受けた空軍基地を視察し、「われわれに危害を加えようとする者は、ガザやベイルートを見るべきだ」と述べ、イランに対抗措置をとる構えを改めて示しました。

一方、イラン航空当局は6日夜、翌朝までの国内発着の全ての航空便を欠航にすると発表しましたが、その後、制限を解除しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。