ベトナム共産党の序列4位にあたる国会議長の辞任が発表されました。最高指導部では、先月も序列2位の国家主席が辞任したばかりです。

ベトナム共産党は26日、臨時の中央委員会総会を開き、党序列4位のブオン・ディン・フエ国会議長の辞任を承認したと発表しました。事実上の更迭とみられ、党最高指導部にあたる政治局員も退くことになります。

処分の具体的な理由は明らかにされていませんが、フエ氏の側近が22日に職権乱用の疑いで逮捕された事件との関連を指摘する見方があります。

共産党指導部をめぐっては、去年1月に序列2位の国家主席が辞任し、交代した次の国家主席も先月解任されたばかりで、異例の事態が続いています。

最高指導者のグエン・フー・チョン党書記長は汚職の撲滅などを掲げ、党幹部や政府高官の摘発を推進していて、チョン氏への権力集中が一層強まるとみられます。

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