イスラエルによるレバノンへの地上侵攻が続くなか、首都ベイルートに残る日本人がJNNのインタビューに応じ、現地の様子を語りました。

レバノンでは現地5日もイスラエル軍によるものとみられる攻撃が続いています。

イスラエル軍は4日、これまでにヒズボラの戦闘員およそ250人を殺害し、2000以上の目標を攻撃したと発表しました。

一方、レバノン政府は去年10月以降、レバノン側の死者が2000人を超えたとしています。

避難民は日に日に増えていて、国内に900あるシェルターのほとんどで、空きがないということです。

首都ベイルートで生活する日本人男性は攻撃の影響をこう語ります。

ベイルート在住の日本人男性
「色々なところで渋滞が起きて、随分たくさんの人(避難民)が来ているんだなと日に日に感じたのが先週の初めごろ」

まだ周辺で煙や炎が上がってるのを目撃したことはなく、市内は落ち着いた状況だといいます。

ベイルート在住の日本人男性
「日常生活に何の支障もきたしていません。生鮮食品が品薄になるとか、奪い合いの姿を見たとか、そういったことは一切ないです」

こうしたなか、4日、レバノン在住の日本人ら16人が航空自衛隊の輸送機で隣国ヨルダンに退避しました。

ベイルート在住の日本人男性
「(Q.退避する予定はありますか?)今のところないです」

この男性は、大使館からの案内には「搭乗を希望しない」と返信したといいます。

ベイルート在住の日本人男性
「(この国と、この国の人たちが素晴らしくてここに来たわけですから)職場からここを離れなさいとか、もうこれ以上雇えませんとか言われるまでは残ろうという気持ちで今もいられています」

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