ロシアのプーチン政権はアフガニスタンの実権を握るイスラム主義組織「タリバン」について、「テロ組織」の指定を近く解除する見通しです。国営メディアが報じました。

 タス通信は4日、アフガニスタンで2021年に実権を掌握したイスラム主義組織タリバンの「テロ組織」指定解除について、「最高レベルですでに決定済みだ」と関係者が明らかにしたと報じました。

 ロシアのアフガニスタン担当大統領特使のザミール・カブロフ氏によりますと、事務的な手続きが完了後、正式に指定が解除されるということです。

 プーチン政権はタリバンを「テロ組織」に指定する一方、2021年以降は、モスクワでの国際会議や6月にサンクトペテルブルクで開かれた「国際経済フォーラム」に招待するなど、関係を築いています。

 10月にロシアのカザンで開催予定のBRICS首脳会議にもタリバンが参加を求めて書簡をロシア側に送っていたことが明らかになっています。

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