U―23韓国代表=ドーハ(共同)

サッカー男子のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU―23(23歳以下)アジア・カップは25日、カタールのドーハで準々決勝が行われ、日本はカタールを延長の末4―2で下して五輪切符まであと1勝とする一方、韓国はインドネシアにPK戦の末に敗れて10大会連続の五輪出場を逃した。韓国メディアでは驚きの声が広がるとともに、後半ロスタイムに退場処分となった黄善洪(ファン・ソンホン)監督に対し厳しい意見も出た。

試合はインドネシアが先制。前半は2-1でインドネシアのリードで折り返した。後半に韓国が追いつくと、試合は延長戦へ。両者譲らないままPK戦へ突入し、11-10でインドネシアが勝利した。

今回の敗戦に、聯合ニュース(日本語版)は「韓国は1次リーグB組の最終戦で日本を1―0で下し、同組1位で準々決勝に進んだが、まさかの敗退を喫した」と驚きをもって速報。韓国の全国紙、朝鮮日報(日本語電子版)は「40年間続いてきた韓国のサッカー五輪出場が断たれた」とし、「インドネシアは予想よりはるかに強い戦力を見せた。韓国のミスを逃さず、得点につなげるすべを知っていた」と報じた。

また、韓国の全国紙、中央日報(日本語電子版)は後半ロスタイムに審判に対して激しく抗議して退場処分となった黄監督について「監督の意思決定が必要な時点で監督がいない状況は致命的だった」と指摘した。

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