イランによるイスラエルへの大規模攻撃を受けて、国連安全保障理事会の緊急会合が2日に開かれ、各国が緊張緩和を呼びかけました。

緊急会合では、各国から緊張激化への懸念が相次ぎ、グテーレス事務総長は報復の連鎖を止めるよう訴えました。

しかし、イスラエルはイランを「血に飢えた侵略者」などと非難し、報復する考えを強調。
対してイランは、1日に行ったイスラエルへのミサイル攻撃について「適切な対応だった」と主張し、「イスラエルは中東を前代未聞の大惨事に追い込もうとしている」と反発するなど、両国の間で非難の応酬となりました。

こうした中、イランのペゼシュキアン大統領は、訪問先のカタールで「戦争は望んでいない」と述べた上でイスラエルに警告しました。

イラン・ペゼシュキアン大統領:
我々は攻撃するしかなかった。イスラエルが報復に踏み切れば、より厳しい対応に直面するだろう。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相は2日、ガラント国防相らとイランへの対応を協議しました。

アメリカのニュースサイト・アクシオスは、イスラエルが数日以内に大規模な報復攻撃を開始し、石油施設などが標的になる可能性が高いと報じていて、紛争の拡大が懸念されています。

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