メキシコ史上初となる女性の大統領が就任しました。

メキシコの首都メキシコシティーで1日、大統領就任式が開かれ、クラウディア・シェインバウム氏(62)が女性として初めて、大統領に就任しました。

任期は6年です。

シェインバウム大統領:
私は母親であり、祖母であり、科学者であり、信仰を持つ女性であり、そして今日より、メキシコ国民の意思により、メキシコで憲法上の大統領となります、

シェインバウム氏は、前メキシコシティーの前市長で、2007年にはノーベル平和賞を受賞した国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)のメンバーの一人で気候変動や環境問題の科学者としても活躍していました。

シェインバウム氏はオブラドール前大統領の側近として汚職や利権の排除などを訴える路線を継承し、男女の平等や、経済的自立などを政策に掲げています。

また、前政権下の6年間では犯罪組織などによって、過去最悪となる約18万人が殺害されていて、治安問題の解決が急務となっています。

就任式にはアメリカのジル・バイデン大統領夫人も参加していて、シェインバウム氏は今後、新たなアメリカ大統領と共に移民問題などにも向き合っていくことになります。

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