中国の習近平国家主席はアメリカのブリンケン国務長官と北京で会談し、「協力を進めることが国際社会の願いだ」と述べ、米中関係を安定させたい意向を示しました。

習近平国家主席はきょう、北京の人民大会堂でブリンケン国務長官と会談しました。

中国国営の中央テレビによりますと、会談で、習主席は「双方が対話を強化し、意見の食い違いを管理し、協力を推進することは国際社会の共通の期待だ」と述べ、関係を安定させたい意向を示しました。一方で、「アメリカも中国の発展を前向きに見るよう希望する」と述べ、中国経済などに対する抑圧的な政策を見直すよう求めました。

これに先立ち、ブリンケン国務長官は王毅外相とも会談。王毅外相は、台湾問題について「中国とアメリカの関係で1つ目の越えてはならないレッドラインだ」と強調。来月20日に中国と距離を置く民進党の頼清徳氏が新しい総統に就任するのを前に、改めてアメリカ側をけん制しました。

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