NATO(北大西洋条約機構)は1日、ブリュッセルで式典を行い、前オランダ首相のマルク・ルッテ氏が14代目の事務総長に就任しました。

ルッテ氏は2010年から14年間オランダの首相を務めていて、ウクライナへの軍事支援では戦闘機の調達を行うなど指導力を発揮しました。

就任会見でルッテ氏はウクライナの支援について「正しいことであり、私たち自身への安全への投資である」と強調。

その上で、「ウクライナを支援するコストは、ロシアのプーチン大統領にやりたい放題をさせるコストよりもはるかに低い」と述べました。

また、中国については、「ロシアのウクライナ侵攻の決定的な支援者になっている」と指摘し、「中国がこれ以上関わり続けるなら国益を損ねることになる」とけん制しました。

今後ロシアと対峙(たいじ)するため、ルッテ氏がNATO内の結束をどのように維持するのかその手腕が問われることになります。

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