アメリカ南部フロリダ州に上陸し各地に大きな被害をもたらしたハリケーン「ヘリーン」。
記録的な豪雨で亡くなった人の数は130人を超えました。

ハリケーンが去ったあと各地で大きな爪痕が残されていました。

ノースカロライナ州では、大雨の影響で道路が崩落。
住民が細い角材を足場に、反対側に渡る姿も見られました。

そして、辺り一面に大量のがれきが広がり、地面のように見える場所は湖。
湖面に大量のがれきが流れ着いていました。

現地メディアなどによりますと、ノースカロライナ州やサウスカロライナ州、ジョージア州など6つの州で、死者が合わせて130人を超えました。

また、通信が遮断されたことにより、安否の確認が取れない人が600人近くいるということです。

バイデン大統領は、被災地への支援を強調したうえで、被害状況確認のため2日にも現地を視察する予定だということです。

甚大な被害が発生しているノースカロライナ州とジョージア州は、11月の大統領選挙の接戦州。

「できるだけ早く現地入りしたい」との意向を示しているハリス副大統領に対し、トランプ前大統領はジョージア州の被災地にひと足先に入り、「きょう私は多くの救援物資を載せた大型トラックとガソリンを満載したタンクローリーとともにここに来ました」と述べました。

ハリス氏とトランプ氏両候補とも、災害対応を通じて、有権者にアピールしたいものとみられます。

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